●生前のご活躍にふさわしい、多くの皆さまでお別れしていただくお葬式です。

社葬を選択されたH様の場合

H社長様とM専務は若い頃会社を立上げて２人３脚で頑張ってきました。
最初は２人だけの小さな事務所でしたが、今では３０名の中堅企業へ成長しました。
やがてM専務はお年を理由に引退されましたがH社長のM専務への信頼は厚く、時折アドバイスを求めお宅へ訪問されるなど、友情は続きました。
そんなM専務がご逝去された日、H様より一願にと依頼をいただきました。

H社長は「心にポッカリ穴があいたようだ。涙がとまらない。」とお話をされていました。
しかし次の日、ずっと支えてくれたM専務へ出来る最後のお返しにと、心のこもった社葬をと打合せを進めました。
葬儀には、M専務に育てられた社員はもちろんお取引先、協力会社ご友人など多くの方が最後のお別れにいらっしゃいました。
葬儀の後、火葬場へ向かう霊柩車はあるビルの前に止まりました。
そこは他でもない、M専務とH社長が一から創り上げてきた建設会社のあるビルでした。
すると、会社に残って対応を任されていた社員の皆様が玄関前で霊柩車へ向かって深く深く一礼し、迎えて下さったのです。
ご家族は感動され何度も「ありがとうございました。」とH社長に言われましたが、それ以上にH社長は「Mさん、本当に今までありがとう。」とつぶやかれていたのでした。