ひたすら続く一本道

麦畑1出会いの始まり

たき火をして野宿をしている所に、家出したヒッチハイカーの少女

少女は妊娠五ヶ月 家族にそのことを言えず家を出たという

老人は彼女に「家族は心配しているぞ」と言って

家族というのは寄り集まった小枝の束のように、折れる事は

ないものだと話した

翌朝 少女の姿はなく 小枝の束が束ねて置いてあった

老人はフッと息をし空を見上げた

そして また芝刈機に乗り走りはじめた

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